いつかは来る。 いつかは来ると思っていましたが…。
皆様もご存知と思いますが今年度トヨタ自動車が純利益2兆円を達成する模様。
当期純利益2兆円ですよ。 2兆円。 売り上げが26兆円で純利2兆ってどんな構造しとんねん。
常識ですが(一般的に)
売上高-売上原価=売上総利益
売上総利益-販売管理費=営業利益
営業利益+営業外利益-販売外費用=経常利益
経常利益+特別利益-特別損出=税引き前利益
税引き前利益-税金(法人、事業、住民、等)=当期純利益
なんです。
つまり税金払っても2兆円残るんですよ。(配当はその後)
ワタクシが就職した時のグローバル企業の代名詞は“ソニー”でした。
それから20年余り
ソニーが衰退し、キヤノンにそれが代わり、パナソニックになり、任天堂に代わっていきました。
“あれだけ隆盛を誇った会社が…”
いかに、その勢いを持続させ隆盛を維持することが難しいかを考えさせられたことも幾度となくあります。
そんな中でのTOYOTAの快進撃。
以前一度だけ愛知のクラウンの生産工場に見学に行ったことがあります。
その生産工程を見せていただく中でTOYOTAのすごさを知りました。
秒単位で作られるそれがすべて“受注生産”であり、一切の在庫を持たないこと。
常に現状業務の“カイゼン”を行い、生産工程の効率化を見直し続けること。
要するにオゴリがないんですよ。
以前、TOYOTAの経営方針にある『今まではに軸をおくな』について触れましたが
円安の影響、ブランド戦略、徹底した原価管理。この度の原因には様々な追い風があるのは事実でしょう。
しかし、条件は輸出メインの会社であればそう変わりませんからね。
まだまだ、経済が上向いてるとは実感できない状況のなかこの度のニュースは大変うれしく感じます。