守る、破る、離れると書きまして、守破離(しゅはり)と読むそうです。
今年度大学ラグビー7連覇を達成されました帝京大学岩出監督の言葉だそうです。
茶道や武道における師弟関係の在り方を示した思想で、戦国時代の茶人千利休の修行観を表した言葉とも言われているよう。
「守」は修行の第一歩として、師匠から言われた事や伝えられた型を守ること。
「破」は次の段階で師匠の教えを深く考慮し、それを破ってより良い教えや型を作り上げていくこと。
「離」は最終段階で、師匠や自分の型から離れ、自在で新たな境地に達すること。
要約すると「守」は基本、「破」は応用、「離」は独自性や個性ということになると思います。
指導者としてうれしいのは「破」であり「離」であると岩出監督は仰います。
「未熟な段階のレベルでは“守”はちゃんと守らせなきゃいけない、正しいことを自分で見極め、責任を持って殻を破り育って離れて行ってもらわないといけない。指導者の根源はそこにあるのだから。」
試合でも、「いいプレー」を超え勝敗の決定的な局面を作るエクセレントプレーは教えを破り離れたところから生まれるという。
部員140人を超える大所帯。昨年も高校代表が7人入部するなど逸材が加入するようになったが一般の学生も入部できるという。
岩出監督は一つだけ約束を交わす。「上手とか下手とかチームが強かったとかそうでないとかは関係ない。」
「誠実であるかどうか」 周囲に信頼される人間に成長してほしいからだそう…
ここ、最近やれミュージシャンとして才能があるとか、野球選手として超一流だとか、新進気鋭の政治家やからとか…
自業自得であると同時に指導者側にも要求されることだと思う。