んにちは。MANです。
どの競技も胸が熱くなるオリンピックも終わってしまいましたね。
また4年後!(アラサー で迎えるオリンピック)楽しみに待っていようと思います。
さて先日、
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 という映画を観ました。
題名からはストーリーが想像つかないし、
ポスターからは息子と父親の感動ムービーなのかなと思わせる画。
監督は、私の好きな映画 「 リトル・ダンサー 」も描いた
スティーブン・ダルドリー。
しかし見てみるとお話はいやいやなんのその、
2001年の9月11日の同時多発テロによって、父を亡くした11歳の少年の小さな冒険を通して、
喪失と再生を描いた現代の寓話で、内容は結構heavy。
最愛の人を突然喪った哀しみや欠落感、
ほんとうに悲しいこと、つらいことが起きたとき、
ひとはどうやってそれを乗り越えられるのだろう?ということを
少年に焦点をおき切々と描かれた作品でした。
主人公はアスペルガー症候群の疑いがある少年で、
少年にとっては、電車やバスなどの公共機関に乗る事、
他人としゃべったり些細なふれあいもストレスとなり、
心を落ち着かせるために、リズムを打つタンバリンを持ち歩くという事など
アスペルガー症候群のほんの一部を、この映画を通して知ります。
喪失感、寂しさ、悲しみ、哀願、苛立ち
映画館では少年のどうしようもない、その想いがヒリヒリと尋常でないほど、伝わって
120分間 少年の心の叫びをずっと聞き続けているような気がして
正直見ていてとても疲れました。
1家族の物語。
それだけで、こんなにも苦しくなるのに
現実はもっと激しく悲惨で目も向けられないくらい、こんなものではないのだろうけど、
実際に直面していない私にとって、想像することのできる、考えさせられる映画となりました。
少年の直面している葛藤は、ちょうど9.11から10年後、3.11の悲劇を経験した日本にとっても、
他人事ではないと思います。
良い映画です。
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い・・・
この意味を知りたい方は是非一度。
DVD化もされてま-すよ♪