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株式会社カクタス cactus

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【ものすごくうるさくて、ありえないほど近い】

2012.08.17 スタッフブログ

んにちは。MANです。

 

どの競技も胸が熱くなるオリンピックも終わってしまいましたね。

また4年後!(アラサー で迎えるオリンピック)楽しみに待っていようと思います。

 

さて先日、

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 という映画を観ました。

題名からはストーリーが想像つかないし、

ポスターからは息子と父親の感動ムービーなのかなと思わせる画。

 

 

監督は、私の好きな映画 「 リトル・ダンサー 」も描いた

スティーブン・ダルドリー。

 

しかし見てみるとお話はいやいやなんのその、

2001年の9月11日の同時多発テロによって、父を亡くした11歳の少年の小さな冒険を通して、

喪失と再生を描いた現代の寓話で、内容は結構heavy。

 

最愛の人を突然喪った哀しみや欠落感、

ほんとうに悲しいこと、つらいことが起きたとき、

ひとはどうやってそれを乗り越えられるのだろう?ということを

少年に焦点をおき切々と描かれた作品でした。

 

主人公はアスペルガー症候群の疑いがある少年で、

少年にとっては、電車やバスなどの公共機関に乗る事、

他人としゃべったり些細なふれあいもストレスとなり、

心を落ち着かせるために、リズムを打つタンバリンを持ち歩くという事など

アスペルガー症候群のほんの一部を、この映画を通して知ります。

 

喪失感、寂しさ、悲しみ、哀願、苛立ち

映画館では少年のどうしようもない、その想いがヒリヒリと尋常でないほど、伝わって

120分間 少年の心の叫びをずっと聞き続けているような気がして

正直見ていてとても疲れました。

 

 

1家族の物語。

それだけで、こんなにも苦しくなるのに

現実はもっと激しく悲惨で目も向けられないくらい、こんなものではないのだろうけど、

実際に直面していない私にとって、想像することのできる、考えさせられる映画となりました。

 

少年の直面している葛藤は、ちょうど9.11から10年後、3.11の悲劇を経験した日本にとっても、

他人事ではないと思います。

 

良い映画です。

 

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い・・・

この意味を知りたい方は是非一度。

DVD化もされてま-すよ♪