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株式会社カクタス cactus

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2021.10.28 スタッフブログ

 

Tオフィスの所長ではないSです。

 

先月、軟式野球用の新しいバット買いました。

 

M社の販売しているバットで、

軟式野球界では有名な、あの【黒くて高額なバット】です。

たかだか野球、軟式野球・草野球で何を求めている?ってところでは、賛否両論がある商品でもあり結構な高額商品です。

家族からは大ブーイングです!

 

今回購入した

ボールをバットで掴まえた瞬間にボール自体の変形を極力抑える事で反発力を上げるタイプのバット

カンタンに言うと【ウレタン巻きバット】 ⇒ 特殊なウレタン素材が表面だげではなく内部にも詰まっています(直径6.9mmに対して約20mm×2のウレタンが詰まってます)

 

このシリーズ、2006年あたりに初代が販売されて進化を続けている商品ですが、年々反発力が上がってます。

(少年用も販売されています⇒技術習得過程にこの商品は適さないと個人的には思うのですが、打つ楽しさを知ってから野球を好きになってもらうという点ではアリかなとも思いますが、、、、)

(シリーズ最新作は全日本ないし各都道府県軟式野球連盟主催大会参加チームでも徐々に普及しつつあり、チームに1本的な存在としてスタンダードになりつつあります)

 

(補足)

軟式ボールをバットで打つときはグニャっとボールが変形します。

硬いものと硬いものであれば反発力は高いです。

軟式ボールは普通のバットと比べて柔らかいので、硬いバットだとどうしてもパワーロスしてしまいます。

一瞬すぎて肉眼ではわからないのですが、バットとボールのグニャリ具合が少なければ少ないほどパワーロスとならないそうです、

そんな軟式ボールの特徴に対して素材やバランスを最大限に追求しM社・S社・Z社・R社など各社が独自に研究されておられます。

(軟式ボールについても数年前からレギュレーション変更で素材が硬くなり反発係数自体が上がっています⇒グニャリと変形しにくくなりました)

 

9月のある日、、、、

知り合いのお店で試しに打ってみたら・・・

・打った時にボールが飛んでいくスピードが半端ない!びゅーんではなくヒュンって感じ

(うそやん!ってぐらいほんと笑えてきます)

・これなら広い球場でもスタンドイン(ホームラン)できる!

 

やってる本人達は目の前の勝負にはこだわりたいんです。

この技術をお金で買えるなら、と思わせてくれる商品なんですよ(誰に言ってる?)

 

その場で決断してしまいました。

メーカーホームページ上では打球の初速が上がって飛距離も7%から12%ほど伸びてますって書いてました。

 

ただ良いことばかりではないので注意が必要ですね

・ミスショットとなる上下範囲が意外と広いのかなという感じ(ウレタンが分厚くなる分の難しさもあるかなと感じるがメリットで充分に補えるレベル)

感覚の部分なのでなんとも言葉にしにくいですが、なんとかしてみた、伝わってないかな・・・。

・単純に危ない、(これまでと飛距離とスピードが変わる事での周りへの影響)

(河川敷のグランドなどでは散歩している人やランナーやサイクリングしている方などに直撃するおそれ)これはちょっと本当に危ないです。

・家族への説明に困る (事後報告だったので・・・静かにキレられる) (使用するメンバー数名で割り勘するスタイルと説明)

 

といった所でした、、、、

 

こういった道具の変化は、どんなスポーツにおいても試合中のシチュエーション別に必ず変化は起きると思います。

 

少なくとも軟式野球においては、確実に変化が起きています。

シチュエーション別に想定するプレーの優先順位と想定・読み、特に外野守備位置の取捨選択がこれまでとは確実に変わっています。

自チームの戦力把握の見直しや、ゲームプランにも影響が出てきたと感じています。

今月からは試合中の選手間での意思伝達用のジェスチャーの種類を増やすことにしました。

(声が通らない場面や相手に聞かれたくない部分もあったりするのでジェスチャー伝達の方がストレスフリーで確実なんです)

 

色々な兼ね合いもあり一概には言い切れませんが、数年前から

【野球が変わってしまった、困った・・・手の打ちようが無いよな・・・】と嘆いているチームの方も見受けられました。

自分たちも感じていた部分もありそっちに逃げていた時期もありましたが、

せっかく休みの日に楽しむためでもあるのに、工夫もなく愚痴っていてもツマラナイんじゃね?ってことで

私のチームでは、まず、変化をできるだけ把握する事、楽しむ&勝ために試行錯誤する1年とする事としました。

 

仕事でも家庭でも交友関係でも

昔と変わった・・・、前はこうだった・・・、元に戻ったら・・・、っていうのは、正直あります。
だけどなんだか、最近ちょっと自分の中でもいろいろと違和感を感じてきたので、

変化の流れにはうまく乗っかりつつ、自分なりにアレンジや工夫をして楽しめたら幸せなんだろうなと思います。