営業部SHIMです。
9月になりました。
一雨ごとに、、ゆっくりと秋の兆しを感る今日この頃です。
さてさて、今回は読書感想文シリーズ2回目です。
過日、「これ、読んでみぃ!泣けるから!」って渡されたので、
読んでみました。
ブックタイトル『ほんとうに大切なこと』 ソニーマガジン刊
ヤンゴールドスタイン著松本美菜子訳
両親の離婚、最愛の母の死、そして将来を誓い合った恋人にも去られたジェニ
ファー。
人生に絶望した彼女は、自らの命を断とうとするが、偶然にも命をとりとめる。
その知らせをうけてかけつけた祖母ギャビーは、
愛する孫娘の変わり果てた姿を見てひどく心を痛めていた。
彼女はいつまた自殺をはかるかもしれないジェニファーを救うことを決意し、
孫をニューヨークのアパートに連れ帰る。
年老いた祖母は残り少ない自分の命をかけて“あること”を伝えようとするが――
涙をいっしょにあなたに贈る、人生のおまじない。
書店員さんの大多数が認めた、あなたを後悔させない最高の感涙小説
この出版社の内容紹介からも想像できるように、
涙無くしては読めない感動小説・・・と言ったところでしょうかね。
この小説を読んでいる最中から、、
ほんとうに大切なことって何だろうって考えさせらました。
愛情、友情、絆、信頼、信用、特別な想い、、こういう心情も大切。
家族、恋人、友達、、、、助け合う人がいることも大切。
捨てられない思い出のある物、宝物、、、、目に見えるものに置き換えるのも良い。
違った視点では、
生きていく為に、ほんとうに大事なことは
食べ物、水、空気、、、、お金なんて言う人もいると思います。
(ん~、かなり現実的です。)
Shimが思うこの小説は、、
主人公のジェニファーのように、、
母親の死、父親の再婚、恋人からの裏切りで、
鬱になって、ドラッグに手を出して・・・
人生に疲れて自殺を図る人もいるようだけど、
この本は、そういう人たちは、毎日を過ごす中での
必ず起きている身近な幸せを見つけれずにいるんだと伝えています。
また、幸せに大きさは無いとも伝えています。
どうすれば、それを見つけることができるのか、、
感じることができるのか、、、
そういうヒントを与えてくれます。
ストーリーとしては、物足りなさを感じました。
ジェニファーが命を絶とうとした原因や、
祖母ギャビーの生い立ち、父親との確執
その後の展開と、、、最後に、立ち直る勇気をもらったジェニファー。
ありきたりのような物語だと思いましたが、
この本はストーリーで読者を惹きつけるものではなく、
やや哲学的で「ほんとうに大切なもの」とは何かを気づかせるところに
主題がおかれています。
そういう意味では、
冒頭に書いた大切なことを考えさせられたことは
著者の術中に嵌ってしまいました。
おもしろい小説ではありませんが、何かを感じるものはあると思います。
この本も一読いかがですか?
(追伸)
日常、仕事等に追われて、
大切なことを見逃している、気づかずにいる人が
Shimを含めて周りにも多くいますが、
【今日一日の中で、こんなことで笑ったなぁ・・・】
ということを一日の締めに思いだしてみてはどうですか・・・?
しかし、、、
正直、この手の本はやっぱり、苦手です。。。
しかも、泣けなかった・・・。